梅の実がなった


♪梅の実がなった。この小さな朝の、青く冷たい朝もやの中に♪
毎年5月になると家の大きな梅の木はたくさんの実を着けます。
小さな庭をおおうように長く伸びた枝の先まで可愛い実が一杯ついています。

梅の実の歌を口ずさみながら学生時代の思い出に浸っているうちにも、
梅の実は子供の様にすくすくと育ってきます。 梅の木を見上げながら
「今年の梅酒はブランデーベースにしようか」「梅ジュースも造ろうか」等と皮算用。

梅の実はどんどん大きくなってきます。 そして5月の終わり、風が少し強く吹く朝、
緑色の大きな実がトーン、トン、トーンと音を立てて落ち始めました。

大きな実は落下すると、その重みで割れや傷ができてしまいもう梅酒に出来ません。
楽しく眺めていられる状況ではないのです。ここで覚悟を決めました。この日曜には
高い枝に登り梅の実をぜんぶ採ること、そして梅酒の仕込みを終わらせること。

さて日曜の午後、梯子とタモ網(子供用の、柄のついた小魚を救う網)を用意します。
梅を入れるビニール袋とタモ網をもって慎重に梯子を上ります。
実は6年前、三脚が倒れて石に頭をぶつけ、7針も縫うケガをしました。

近くの枝に袋をかけ足場を決めたら、いざ梅の実採りのスタートです。
枝をよけ、身をよじらせ乍ら手を伸ばし、1つ1つもいでゆきます。
一度登ったら30分くらいは木の上です。
緑色の大きな梅で袋が一杯になったら一旦下に降りて休憩。
これを繰り返して2時間、梅で一杯になった袋が3つ並びました。

下から見ると取り残した梅が未だたくさんあるようです。
でも今年の収穫はこれで十分、無事終了とします。





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